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つたえるってむずかしい

こんにちは、このブログでは2度目まして。石松研究室の中村菫です。

現在HP管理などをするチームにいてこのブログの更新などを担当しています。このサイトの中の人、といった感じでしょうか。(複数人いますが)

今はこのブログやHPの更新と共にイベントでお渡しする田野倉のお米をおかわりしたい人への案内サイトを制作しています。

今日はそんな案内サイトのお話の裏話をしたいと思います。


元々は、来てくださった方に田野倉で育ったお米をプレゼントし、試してもらってファンを増やしたいなと作られたイベント用のお米。しかし、このお米でもう一度食べたいなと思ってもらえても案内するのがただの申し込みフォームでは味気ないと、HP班にサイト作成の話が来ました。

私が中身の文章や写真などを考えて、同じHP班の久米くんに記事内容のインタビューやHPのレイアウトやグラフィックデザインを作成してもらいました。

こんな風に作りたいですというお話のために初めに紙になんとなく「こういう風に作りたいな」というのを書き出し、その後徐々にイラレで大まかな原案を作成し、大体のレイアウトを決めました。(こういった最初のスケッチはデジタルより紙にペンのほうが捗る気がします…汚いですがね。)

どういった情報を作るのか、どこにどんな写真を入れたいか、大まかなイメージをここで作りました。最終的には色味や詳細なデザインなども考えました。

また、実際に田野倉のお米を使って、写真をサイトに載せるために撮影会を行いました。

研究室のカメラがお上手な方に撮影していただき、研究室の友人にも手伝ってもらいながら、実際にご飯を炊いてお味噌汁と撮影したり、お米が升に盛られているところを撮影したりしました。撮影大会は手タレをお願いしたり、湯気を出したり、ライトを変えたりと大忙しでしたが、個人的にはとても楽しいイベントとなりました。協力してくれた皆さん、ゼミ終わりに巻き込んですみません…ありがとう…素敵な写真がいっぱいで、どれを使うかとっても迷いました。

また、お米について詳しくなりたいな、と思い、図書館に行ってお米の本を読んだりしていました。(といっても難しいのは分からなかったので児童書しか読んでませんがね)お米の花の咲き方や、育っていく過程など、たまにしか田野倉に行かない私にはまだまだ知らないことが沢山ありそうです。


しかし、1番悩んだのはサイトに載せる文章でした。久米くんにお願いして地域の方にインタビューしてきてもらい、その回答を元に文章を作成したのですが…

誰に伝えたいのか、どう思ってほしいのか、どこまで伝えたら伝わるのか、伝えてしまって感じてもらうことが出来るのか…

とりあえず書いた文章から推敲する作業に1番てこずりました。

言いたいこと全てを言葉にすると嘘くさくなって、読んだ人に感じてもらわなきゃ意味がなくて…

伝えるのって難しいんですね。

言いたいことも決まっていて、書きたい気持ちはあるのに、とても短い文章がこんなにゆっくりしか紡げないのは初めてでした。

今までデザインを学んできて、制作の発表なんかはあったけど、発表の文章は決まって、受け取り手である先生方が読もうという姿勢をもってくれていたことに気づきました。有難い話です。

この経験を通し振り返ってみると、私は今まで言葉を真剣に考えたことがなかったように思います。現に今も思いの丈を書きなぐっているだけです。私は読んでもらう人の心を考えて文を書いていなかったみたいです。

本当に伝えるとは何か、人の心を動かす文章とは何か、考えることの多い制作でした。

文字を書くことを生業としている人は凄いなぁ…今後少しでも人を惹き付ける文が書ける深い人間になりたいものです。

(…私は小説家か何かを目指すのかしら?)


兎も角、本当に色々考えることの多い経験でした。このサイトを作成された筒井先輩に改めて敬意を…。


未経験で苦戦しながら頑張って作成したお米のHPはイベント時のプレゼントのパッケージからアクセスできる予定です!イベントにお越しの方は是非お米のパッケージからアクセスしてみて下さいませ!

つたわれ!私の想い!みんなの想い!

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